「自分を変えるノート術」を読んで

自分の偏見にはたいそう驚かされる。本を読み終えるまで著者が女性であると思い込んでいたのである。

最近読書した本に、「自分なりの解釈を入れず、何が書いているか正確に読み解くことが大事」とあった。偏見を持たず、まずは著者の言いたいことを素直に理解する、そう思って読書していた。

そんな矢先の出来事だ。丁寧な言葉選び、30分ノートと向き合う姿勢、場所にはカフェを推奨しているなどから、勝手に女性だと思い込んでいたのだ。とても反省しながらブログを書いている。

さて、本の内容を自分なりに振り返ってみよう。

色々なノート術を読んできたが、今回のノート術のポイントは2点だろうか。
1点目:アイディア出しのためのノート
2点目:自分の人生と向き合うこと

仕事がら、たくさんの薬学的知識をアップデートしていかないといけない。短い時間の中で効率よく勉強していくにはどうすればよいか、を今もなお型が決まっていない(もうすぐ40代なのに。。。)

そういった意味で、色んなノート術について読むようにしている。今回もそういった目的で読み始めた。

皆さんは気づかれたかもしれない、タイトルに「自分を変える」とあることを。そう、勉強などのノート術でないことはタイトルからも読み取れるのだ。自分がなお偏見で読み始めたのかが痛いほどよくわかる。

本の中にも書かれているが、勉強ノートとアイディアだしのノートは別物であると。この本はアイディア出しの本である。ノートを丁寧に書くというよりは、自分の考えなどをしっかり吐き出すことに重点を置く。だからきれいな字とか、整理しながら書くということにあまり重きを置いていない。

マインドマップの紹介など、左脳を使う方法なども記載しながら、アイディア出しに重きを置いている本と言っていいだろう。

そんな中で、自分を変えるというタイトルにもあるように、自分のやりたいこと・人生の目標などと向き合うためにノートに書くことを勧めている。

そこに技術があるというよりは、自分ときちんと向き合う時間を設け、整理するためにノートが必要ということを言われているように思う。

著者の言うように、自分のことがどれだけわかっているか、本当に何がしたいかと言われるとはっきりできない自分がいる。なんとなしに生きているわけではないが、今一生懸命できることをしている「つもり」そんな感じだろうか。

精神科の先生が日記を取りなさいと良く言われるが、この本は自分と向き合う時間をしっかり持つことが色々な成功の道だといっているように私には思えた。

書籍情報
タイトル:自分を変えるノート術(152ページ)
著者  :安田 修
書籍  :明日香出版
初版発行:2022年1月31日

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