エルゴタミン製剤(クリアミン配合錠Ⓡ)の特徴
エルゴタミン製剤(クリアミン配合錠Ⓡ)について、トリプタン系製剤との比較、投薬のポイントについて考察してみた。
- トリプタン系製剤で効果がない、副作用あった方へ使用することがよいか?
- 授乳中は服用を避けること
- 他薬剤との禁忌(相互作用)が多い。
これらの特徴を挙げると、トリプタン系薬剤に軍配が上がる気がする。効果の面でも、多数ではないが、トリプタン系薬剤の方が期待できる。
子宮収縮作用や、乳汁への移行、乳汁分泌抑制作用があることから、妊婦・授乳中の方に禁忌に該当している。
添付文書の記載時期の違いかもしれないが、トリプタン系は禁忌にはなっていない。
特に、授乳に関しては、24時間(スマトリプタンは12時間)以上空けることで、授乳は可能となる。
代謝経路にCYP3A4を介することから、多くの薬物と禁忌であることも使いづらい要因となりうる。
ただし、需要はやはりある。
トリプタン系製剤服用される方に、眠気やめまいなどの副作用を感じる方がおられる。効果面でも不十分である方がおられる。
こういった方に、エルゴタミン製剤が効果を示すことがある。エルゴタミン製剤でないとダメなんだという方が一定数おられる。
ガイドラインの推奨度は、トリプタン系製剤(推奨度A)と比べ劣る(推奨度B)であるが、トリプタン系製剤が合わない方に服用を勧めるといいのではないか。
また、服用量に注意もしていただきたい。
トリプタン系製剤は1日2~4錠と制限があると同様、エルゴタミン製剤にも使用制限がある。
クリアミン配合錠A1.0Ⓡの場合、1週間で最高10錠までとの記載がある。
個人的な見解であるが、片頭痛が起こる要因に天気が関与していること多いように感じる。
季節の変わり目、台風シーズン、梅雨などの時期に連日発作が起きることがあるとお話をよく聞く。
こういった際に服用回数が増えるが、単位が1週間であることから、錠数の把握が難しくなると考えられる。
トリプタン系製剤と同様、血管に作用することで発作予防を行うことから、多量服用による血管梗塞に注意する必要があると考えらえる。
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