投薬業務、電話対応で意識しているヒアリングのポイント

おもちぶろぐ徒然日記

きちんと情報を入手しよう!!

こんにちは「おもち」です。
今回は、窓口業務、電話対応時に意識しているポイントについて記載します。
今回のポイントを踏まえることで、以下のことが期待できます。

  • アセスメントに必要な情報をきちんと入手できる。
  • トレーシングレポートの質が上がる。

ポイントは、「5W1H」を意識することです。

情報入手は必要?

答えはもちろん、「Yes!!」であり、先輩薬剤師は上手にされているかと思います。

相手方の情報がないと、きちんとしたアセスメントをすることが出来ません。

この情報は医師に伝える必要があるのか、緊急性を要するのか、副作用なのかなどを判断するため、きちんと情報を入手する必要があります。

最近の新人薬剤師の方は、私よりも勉強されており、正直知識量は負けているなと感じることがあります。

せっかくの知識が活かされていないと、思う時があります。違いは何だろうと考えた時、情報がきちんと入手できていないのではと感じました。

話し方を上手に聞くコツなどは、たくさん本が出ておりますのでそちらを参考にしてください。
経験的やどこかの勉強会で聞いたことで私が意識していることを書いていきます。

情報を入手するときに意識していること

ズバリ、「5W1H」です。
はい~、本に書いてあるし、みんなが言っている内容です!!(笑)

なので、ネットで検索し詳しい内容を読んでください。
でも、窓口や電話対応でもやはりこれが大事なので、私見を書いていきます。

例えば窓口業務などで、
「最近、胃の調子が悪いのだけれど」と会話があった時に、そこで情報の入手を終わってしまうことがあります。

業務が忙しく時間がない状態で細かく聞くことは難しいかもしれません。
それでも、5W1Hの原則に則って情報を入手することで、アセスメントが行いやすいのは事実だと思っています。

(すべて5W1Hに則ってはないですが)上記の場合(カッコ内は印象です)、
・いつから(When)
・どういった時(何をした時に)(Why、What)
・どの程度(HoW)
・その他の症状(What)

を、意識して聞くようにしています。

「いつから?」については、
→薬との因果関係(副作用)を把握するため。体調変更があった時期に薬の変更があったか。
継続している薬のアレルギー反応かなど。

「どういった時に、何をした時に」については、
→時間帯や動作を把握することで、血中濃度との因果関係を意識しています。
物理的な痛みなのか、内臓的な痛みなのかによっても受診先が異なると思います。

「どの程度」については、
→緊急性を要するのかを主に判断するようにしています。

「その他の症状」
→緊急性を判断するとともに、その他の重要な症状の見落としがないのかを判断しています。
発疹や、息苦しさなど、脳梗塞症状など、見逃してはいけない症状を確認するようにしています。

これらの情報を少し増やすことで、トレーシングレポートの内容も充実してくると思っています。

上記のように、単に「胃の調子が悪い」だけでは、トレーシングレポートは書きづらいのではないでしょうか?

例えばそこに、
・服用後2時間後頃に症状がある → 薬物AのTmaxが2時間程度)
・何をしていなくても → 物理的、生活リズム的な要因はなさそう
・我慢はできるが、気になっている → 緊急性はないため次回の対応でもよい?
・その他の症状は特になし → 今回は、薬物Aのみを対象としてみよう

今回は都合の良いように書きましたが、少し情報が増えるだけでレポートの印象も変わるのではないでしょうか。

緊急性を判断する

アセスメントすることも非常に大事ですが、最も重要なことは、緊急性を判断することではないかと思いっています。

医師のように、たくさんの知識があるわけではないので、受診勧奨の対応が増えてしまっているので、ここは今後の私の課題と思っています。

しかし、本当に受診が必要な場合を逃さないためにも、きちんと情報を入手することが大事だと思っています。

聞かなかったために受診が遅れないように、窓口では疑義照会の機会を逃さないように意識しています。

当たり前のことだと思いますが、「5W1H」について言われているのには、やはり理由があると思いますので、意識してみてはいかがでしょうか?

短い時間の中で、効率よく情報を入手できるツールの一つだと思います。

このブログは、ロキソニン錠の服用もわからなかった新人薬剤師が、勉強して良かったと思うポイントを記載しています。
新人薬剤師の方の成長に少しでも役立つ部分があれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました