自分の頭で考えよう(著:ちきりん)
社会人になって、どうもうまくいかない。同じスタートで始めたのに同期は色々仕事を任されている。
毎日勉強して頑張っているのになぜこんなに差が出るのか。
一体、他の人と何が違うのか!!
そんなヒントを与えてくれる1冊かなと感じました。
高校生の時、いわゆる理系男子だった私は、数学や化学、物理が得意でした。得意といっても成績は試験ではよくて8割程度。
そんな私がよくやっていたのは、質より量!!
問題を解くのも楽しかったので、たくさん解いて、たくさんの方法を学ぶ。
そんな学習方法が身についていたのだと思います。
そんな勉強法は変わることはなく、社会人になっても1つのミスに対して1つの方法を学ぶ。
「このトラブルの対策はこう」と1問1答形式でした。
だから。。。応用が利かないのです。
同じようなトラブルでも、相手のバックグランドが変われば細かい気づかいは違う。
そんなことに気付くのは仕事を始めて当分先のこと。
早く、この本に出合えていれば少しは変わったのかな?と思うことも。
この本で大事なことは、得た知識や経験をどう活かすか!!どのように現在の仕事に活かすか!!
それが大事なことであり、それは「考える」という行為に他ならないということ。
仕事ができる人、要領がいい人は、無意識にやっているのだろうなと感じる点です。
いわゆるトラブルの原因を分析し、ポイントが何か、大事な本質が何かを「考えている」のだと思います。
私も何が原因だったか、次はどうするかを考えてはいましたが、やっぱり1問1答だったんだなと思います。
もちろん、知識量を増やすことも大事だと思います。経験や知識から対応できることが増えると思っています。
でも、その得た知識や経験を次の行動に活かすためにどうするかを、徹底的に考えておくことが大事なんだと気づかされたと思います。
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