こんにちはおもちです。
今日は、腎臓の機能についてお話します。
薬剤師として腎臓の機能なんて当たり前!!
って方にもさらっと読める内容にしています。
「何故、腎機能をわざわざ書くのか!?」
腎臓を患う病気には様々あります。
ネフローゼ症候群、ループス腎炎、糖尿病性腎症、急性腎炎、慢性腎炎など。
その程度も様々であったりしますが、腎機能の基本を押さえておくだけで、
全ての疾患を共通のイメージとして想像する事が出来ます。
どんな病気であろうと、腎機能が悪くなれば行き着く状態は一緒であり、
その時に知っておくべき薬も想像出来ることにつながるのです。
それでは、腎臓の基本的な機能について勉強していきましょう。
【腎臓の5つの役割】
- 血圧調節作用
- イオンバランスの調節
- 骨に関与(ビタミンDの活性化)
- 老廃物の排泄
- 造血作用(造血ホルモンの分泌)
腎臓の機能が悪くなった時に想像されること
1.血圧調節作用 ⇒ 血圧の上昇
2.イオンバランスの調節 ⇒ カリウム値の上昇
3.骨の関与 ⇒ 骨密度の低下
4.老廃物の排泄 ⇒ 老廃物の蓄積(尿毒症)
5.造血作用 ⇒ 貧血
これらが全てではないと思うが、腎臓の役割をきちんと押さえておくことで、
腎機能が落ちてきた患者様がどのようなことに気をつけないと行けないのか、
追加された薬の意図が何に由来するのかが理解出来るようになる。
薬物の排泄に腎臓は大きく関わっていることから、
腎機能の悪化が薬物の排泄遅延に関わることは、薬剤師なら理解している。
それに加えて腎臓の機能を合わせて覚えておくことで、
患者様へのアドバイスもより的確になると考えられます。
以上、腎機能について簡単に解説しました。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
みなさんも、私自身も、明日もっとよい一日となりますように。
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