三叉神経痛治療薬

三叉神経とは

三叉神経は、顔の感覚を脳に伝える神経の一つである。大きくみつまた(顔神経、上顎神経、下顎神経)に分かれている。顔神経は、主に額(おでこ)、上顎神経は鼻周辺、下顎神経は口、あご周辺と覚えるとよいのではないか。

三叉神経痛の特徴

  • 三叉神経領域(主に片則性)に生じる痛み。
    上顎神経~下顎神経領域で発生することが多い。
  • 痛みの程度は激痛であることが多い。
    顔を洗う、歯を磨く、食事をするなどの日常動作で容易に疼痛が誘発される。

三叉神経痛の治療薬

薬物療法では、カルバマゼピン(成分名)が、治療の中心と考えられる。カルバマゼピンに対してアレルギーがある人に対しては、バクロフェンなどが考慮される。

実際に、症状としては頬に痛みが生じている方が多いこと、カルバマゼピンの処方箋が多い(と言うよりそれ以外はまずみない)。

カルバマゼピンの眠気などの副作用により、プレガバリンが処方されたケースがあったような。。。

実際、カルバマゼピンで奏効することが多い印象なので、ガイドライン通りなのだろう。

参考資料:慢性疼痛治療ガイドライン(2018年)

参考資料:標準的神経治療:三叉神経痛(日本神経治療学会)

 

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